番外編「200X年12月17日のこと・・・」

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朝、子供たちを学校へ送りに行って、
その足で、在スペイン日本大使館領事部へ。
婚姻届を出しに行ったのです。

そう、私たちは、子供がいたにもかかわらず
婚姻届を出していなかったのです。
といか、出すことができなかったのです。

なぜか・・・。
説明が長くなってしまいますが・・・

夫は、若い頃、スペイン人と結婚していたのです。
そして、その人とは、スペインの法律上の離婚ではなく、
法的別居という限りなく離婚に近い手続きをしていただけで、
日本の離婚届が出せていなかったから、日本の法律上では
ずっと婚姻状態だったというわけなのです。。。

で、あの年の夏、ちょうど、ユーロカップでスペインが
優勝した年だったでしょうか・・・。

ちょっと、ある事件があって、喧嘩というか、一方的に
怒りまくって、「出て行けー」とか言っていた人が、突然
「結婚できるぞー!やったー!」って急変したのには
本当にびっくりしました。

元奥さんから電話があって、「離婚の手続きしましょう」と
言われたんですって。。。
スペインでは、親権の問題がややこしいので、下の子が
親権の問題にひっかからない年になったら正式に手続きを
しようという話になっていたのだそうです。

まぁ、そんなわけで、すでに一緒にずっと暮らしていて
子供が3人もいたから、今さら・・・どうでもいいって気が
しつつも、子供たちの苗字が全く縁のない私の元夫の
もので、いつまでもその状態を続けていたくなかったから
結婚してきちんとしたいと長い間ずっと願っていたので、
彼の「結婚できるぞー!」の言葉は本当に嬉しかったです。

で、それから、一応形式上の裁判をしてスペイン側で
離婚届けを出し、離婚した事実がスペインの婚姻登録
台帳の裏に記載されたことを確認し、離婚証明書を取って、
日本大使館の領事部へ離婚届を出しに入ったのが、
11月4日。

離婚届が日本へ送られて戸籍に書き込みが終わって、
婚姻届のための戸籍を取り寄せて、手元に届いたので、
早速、婚姻届を出しに行ったのが12月17日でした。

3匹は、認知届を出していたので、婚姻届と同時に子供達の
入籍届けを出すだけで自動的に夫婦の戸籍に入ることができ、
書類上の大きな問題が解決し、晴れて戸籍上でも家族になれた
のでした。

夫と一緒になると決めて、子供ができて、何年も中途半端な
関係が続いていましたが、ホントきちんとできてよかったです。
私たちの結婚記念日です。
まだ、たった、○年めですけれど・・・(苦笑)



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