～Como Si Fuera Estudiante～ 語学学校で、勉強をさせてもらう毎日は、日本人の留学生の 友達もできて、久しぶりに学生に戻って楽しい日々でした。 だいたい、みんな、1ヶ月とか2ヶ月の留学で日本に帰って しまいますが、神戸からきた高校卒業したばかりの…

～Trabajo de El～ 語学学校の営業って、スペインでは、学校の昼休みなどに 英語の授業とかを先生を派遣して、やるらしいのです。 その課外授業の仕事をゲットするための営業をマドリッドにある あちこちの学校にやっていました。 そのチラシというかパンフ…

～Buscar ｅｍｐｌｅｏ～ 私が自宅学習をしている間、Ｆくんは語学学校に 通っていて、午前中はほとんど家にいませんでした。 お昼ごはんの前に帰ってきて、一緒に食べて、 午後は、あちこちの会社に履歴書送り・・・。 日系の会社、日本に輸出をするような…

～Caminar Adelante～ モヤモヤした感じを抱えつつも、理由が分かっていて、 自分がしっかり勉強して、スペイン語でコミュニケーションを とることができるようになれば、元気を取り戻せると分かって いたので、とにかく、できることをやっていました。 例え…

～Marasmo～ 自習を始めてしばらくは、とにかくTVを見たり、 買い物に出掛けて、八百屋さんで教えてもらったり、 ぼちぼちと楽しみながらやっていました。 でも、いつまでたっても上達しているのか、どうか、 自分で判断できないし、何ヶ月も経つと、みんな…

～Vida Nueva～ スペイン、マドリッドでの新しい生活のスタート。 私自身が、何年もずっとスペインに住むと言っていた割には、 スペイン語がほとんど皆無に近くできない状況だったので、 まずは夏の初心者コースに入って、とにかく、勉強、勉強でした。 Fく…

～Despegar～ スペインに引っ越すこと。 これは、私にとっては、人生のリセットに近いものでした。 はっきり言って、日本で仕事をし続けるほうが、楽な道でした。 わざわざ、言葉も分からない、知っている人もいない、スペインに 引っ越す意味があるのか、と…

～Tirar las cosaｓ～ 荷物の処分と引越しの手続き。 日本国内での移動ではなく、外国なので、全ての荷物を持って いけるわけではないから、仕分けが大変でした。 まず、本類。。。 本棚にある本、ダンボールで１０箱以上は古本屋に来てもらって ほとんど、…

～Colaspo～ そういえば、私は一人で外国線の飛行機には乗ったことが なかったので、長時間一人で飛行機の中で過ごすなんて 初めての経験でした。 初めて、外国から一人で飛行機に乗って帰ってきて、 すごい大きな虚脱感。。。 というか、なんか、すごく悲し…

～Preｖｉｓｉｔａ～ Ｆくんが、訳の分からない、革コートのお土産を持って 帰ってきて、数ヶ月。 何があったかとか細かく覚えてないけれど、大阪のマンションを 引き払う準備をしつつ、私はアルバイトにいそしみつつ、事前に 日本の知り合いとの仕事をスペ…

～Contribucion～ この貢献っていう言葉、美談的によく使われていますが、 貢ぐ（みつぐ）に献げる（ささげる）・・・。 なんか変じゃないですか？ 何か○○して欲しいとか叶えて欲しいという、他者に依存 する感じがぷんぷんします。 Fくんが、革のコートを買…

～Ｅｓｔａｆａ～ スペインでＦくんが出会って、信用できるという人達、私から みたら、胡散くさくて、詐欺師とまでは言わないけれど、怪しげ。 何が怪しいといって、これからスペインで暮らすための下準備の つもりで来ている人に対して、自分達のお店の革…

～Re-empezar～ そして、私は仕事を再開しました。 たまたま、倒産した会社の前の部署の上司と 久しぶりに会って、バイトを探してる、って言ったら 本町で居酒屋兼定食屋を始めることになって昼の 定食屋のスタッフをさがしてるから、お前やれ！と 半ば強制…

～Salvarme por un pelo～ 事故未遂といえば、大学時代、事故りました。。。 原付に乗って大学から家に帰る途中の道で。。。 冬の寒い夜、クラブの練習が終わって、一人原付で 家に向かっていたとき、私は、停車中のトラックに 激突したらしいんです。 らし…

～Sin Accidente～ 間一髪でした、本当に・・・。 事故が起こって、車が爆発して死んでもおかしくない状況でした。 どんな状況かというと・・・。 レンタカーでバンを借りたのですが、帰りの高速に乗る前に給油を しようとガソリンスタンドに入りました。 普…

～Subida～ 海の底の深い闇の中から、少しずつ少しずつ、もがきながら 上に向かって泳いでいるような日々を続けていて、ある日突然 水面の上に顔が出た瞬間のあの眩しさ・・・。 世界が全て美しく輝いて見えました。 それまで、全てがどんよりぼやけていたよ…

～Relevantamiento～ 私なりに自分の状態に関して、体重計のイメージを持ってからは、 意識していたら、少しずつ回復の兆しを感じることができるように なりました。 でも、最終的に再起するきっかけは、Fくんのお母さんの仕事場の 友達の知り合いのNさんを…

～Bascula～ 一日をだらだら過ごしていたら、余計におかしくなって しまうんじゃないかと思って、朝は連ドラを見ることを 自分に課して、起きていました。 ちょうど、「ひまわり」というタイトルの女性の弁護士の お話で、松嶋菜々子さん主演だったような気…

～Fondo del Mar～ あの朝、仕事に出かけられなくなったのは、ちょうど 通販雑誌のロケで社長が出張に出かける日でした。 休みの連絡の電話もできないまま、家に閉じこもって いたのでした。 自分で自分が何をしているのか、どうしてこんなことを したのか、…

～Perdida de autoconfianza～ 高校までは家族環境が似た人と主につきあっていたし、 私の家族や親戚みたいな人たちが、普通だと思っていました。 大学に入って、遠いところから入学している人や生まれ育った 環境が全く違う人たちとの付き合いが始まり、私…

～Razon～ たぶん、仕事だけだったら、そんなこともなかったでしょう。 適当に手を抜いて、適当に発散して、なんとかバランスを 取っていたと思います。 家族関係が一番私を疲れさせていました。 Fくんは、毎日のようにしんどいしんどい、疲れた疲れたと 言…

～huida～ いつもずっと抱えていた自己矛盾と、震災後の人々の エゴイスティックな反応とか、家族に対する違和感や 仕事でのプレッシャーなどいろいろな要因が重なって、 ある日突然、何もできなくなったんです。 最初、その感じが湧き起こってきたとき、と…

～Desconfianza～ 子供の頃から、どちらかというと、誰とでも仲良くなってしまう、 外交的な部分と、ある一定の距離をいつも保って、人と一線を 画しているところがある、とても複雑な性格でした。 私の表面的な部分しか知らない人は、いつもニコニコ愛想の …

～Simpatizar～ 一緒に暮らしていると、相手の思考や感覚、感情とかの 影響を受けてしまうんですね。 私の実家の家族、特に母方の親戚たちは、とにかく皆 大らかな人たちで、優しくて、いつも居心地の良い雰囲気 があって、大好きな人たちでした。 実家は父…

～Liquidacion～ 自分自身の立ち居地が不安定になり、周りの人達に 不信感を感じるようになって、それでも普通に仕事に 出かけていました。 芦屋のお店の方も電車が動くようになってからは、 週に数回出て、お店の中の片づけを始めました。 本社の方針で閉店…

～Diferencia de Temperatura～ 大阪と芦屋、神戸の間の温度差に愕然としました。 たった、数十キロしか離れていないのに・・・。 電車や車で１時間もかからないくらい、近いのに・・・。 私は、ついこの間まで神戸に住んでいたから余計に 敏感に感じてしま…

～Sufrimiento de Desastre～ 芦屋のお店は、本社が大阪にあったので、責任者の 人から、連絡があり、火災は出てなくてお店が無事だけど、 電車が通っていなければ、仕事に行けないから、当分 休業ということで、お休みでした。 大阪の企画･デザイン会社は、…

～Comprobacion～ 中学1年生の夏休みに父の転勤で東京から引っ越してきて、 ２学期から、灘区の中学へ。 高校は第一学区だったから、灘区の高校へ。 1年生までは、六甲に住んでいました。 １年生の春休みに、今実家がある、神戸の西の方に引っ越して、 ２年…

～Terremoto～ あの日、1995年1月17日、15日の成人の日が日曜日で、 翌日16日が振り替え休日で、三連休明けの早朝。。。 私は、どーんという音で目を覚ましました。 ミシミシ、ビリビリ、ゴーっというような、なんとも形容し難い ものが近づいてくるような感…

～Convivencia～ 結局、夜中の電話攻撃に負けてしまって、同居することに。。。 本当に覚悟してくるんだろうか？ 甘い考えで、私達に養ってもらおう何ておもってくるんじゃない？ ってかなり、疑問が多かったのですが、とりあえず、そんな風に なってしまい…