～仕事～
～Trabajo～
結婚後の私の仕事は、芦屋の子供服のお店で店長代理でした。
倒産した会社の取引先だったようで、上司が紹介してくれました。
まぁ、小さなお店の中でのお仕事は、どうかな？って思ったけれど、
まずはやってみよう、芦屋という土地にも興味があったし・・・。
それにしても、経営者に潤沢な資金があるのか、売り上げよりも
仕入れの方が多い、とてもどうしようもない状況。
子供服は特に、サイズがあるので、在庫管理が難しいし、大変
なんですよねぇ～。
でも可愛らしいお洋服に囲まれて、楽しかったです。
芦屋のマダム、お嬢様、お坊ちゃまを身近に見ることもできたし・・・。
ジャガーを乗り付けてやってくるお客様もいたし、運転手つきの
ベンツでいらっしゃる方も・・・。
芦屋のもともとのお金持ちの方もいたし、成金で引っ越してきた方も
いろいろな人がいました。
でも、半年くらいたったころでしょうか、倒産した会社の別の上司が
企画デザイン会社を始めた、ということを聞いて、週一回、お店が
定休日の日にお手伝いすることにしたんです。
最初は、山のようにある、写真というかポジの整理。
その後、Macを使って、企画書を書いたり、ちょっとしたデザインの
ラフを作ったり、電話番をしたり・・・。
デザイン会社の一角に居候の状態だったので、刺激が多く、だんだん
お店よりも、こっちの仕事の方が私に合ってるなぁ～って思い、お店が
終わった後に、会社に寄ったり、Macを買って、家でもやるようにしたり、
私の中でのウェイトがどんどん変わってきました。
店長さんが辞めることになり、次の店長に、って言われたんですが、
もう一人の私より若い女の子が店長になって、私は今までどおり補佐
に回ることにして、正社員だったけれど、週３日のアルバイトに条件を
変えてもらって、企画会社を手伝いに行く回数を増やしました。
Madの操作という新しいことを学ぶことが面白くて、大阪の町の活気に
触れるのが楽しくて・・・。
それに、私の中では、スペインへ引っ越した後の仕事に役立つんじゃ
ないかと考えていたので、とにかく、事務所での仕事はいろいろと勉強
になることばかりで、ワクワクしてました。。。
Fくんは、というと、結婚前は心斎橋の事務所だったけれど、ちょうど
結婚と同時に、別の部署に移動になって、そこが、合わないらしくて、
仕事しんどい、上司が嫌だ、会社行きたくない・・・の連続・・・。
仕事なんて、しんどいけど、気の持ちようだよ、っていっても全く通じ
なくて、そばにいて、痛々しかったです。。。
