番外編「結婚式」

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私たちの結婚式は、子供が生まれてから
それも、3人も生まれて、一番下も幼稚園に
通うころにやっと、挙げました。

なんで、そんなことになってしまったのかと
いうと、話せば長くなるのですが・・・。
夫は、若いころスペイン人の女性と結婚した
のですが、スペインは離婚の手続きがややこしい
ため、法的な別居という状態で、ずっとそのまま
にしていたのでした。

夫と一緒に暮らし始め、子供ができても
結婚するつもりはあること、でも今はできない
と言うのですが、理由をきちんと説明してくれなかった
ので、最初はほんと、だまされているのだろうか、
とか考えてしまいましたが、私をだましたところで
夫にとって何も得はないので、なにか話しにくい
理由があるのだろう、時がくれば、話してくれる
だろう・・・って感じで、私も、特に追求することなく
淡々と暮らしていました。。。

子供が生まれても、正式に結婚していないので、
日本の戸籍上は、子供は婚外子ですから、
私の姓になってしまいます。
私は、当時、離婚した前夫の姓を名乗っていたので、
その人の子供でもないのに、その姓を名乗らせなく
てはいけない、という、とても気分が悪い状態が
ずっと続いていました。

まぁ、スペインでは、幼稚園、学校では苗字は
ほとんど使わないので、生活上は大きな問題は
なかったのですが、社会保険のカードは仕方ない
にしても、パスポートや外国人登録などのときに
私の離婚した相手の姓で申請するのはどうしても
嫌だったので、いつまでたっても、はっきりと説明
してくれない夫にプレッシャーを与えるために、
まずは子供のパスポートを申請することにしました。
何かが動き出すだろう・・・と期待して・・・。

まるで、その私の期待というか祈りに応えるように、
その1年後くらいに、突然、「結婚できるぞ!」と
言い出したのには、びっくりしました。

やっと、説明してくれる・・・と喜んで聞いてみたら・・・。
スペイン人の奥さんとの約束で、「スペインでは
子供がいると、親権の問題がややこしいので、
下の子供が、その問題にひっかからなくなったら
正式に離婚手続きしましょう」ということだったそうなのです。

「そんな、理由なら、最初から説明してくれたら、
私も、いつなんだろう、だましてるんだろうか、なんて、
思い悩む必要ななかったのに・・・」と言っても、夫は
「いつになるか、はっきりしていないことを、説明できない。
だから、言えなかった」と言い訳をしていました。。。
「下の子が親権の問題なくなったらっていうのがはっきり
しているじゃない、それが18歳なのか20歳なのか、25歳
なのか、その辺は知らないけれど、とにかく、目処が
ついているのと、ついていないのでは精神的な重荷って
違うんだよ」と言ったのですが、夫は、私が長年抱えて
いた悲しみというか苦しみを理解したのかどうか・・・。

で、めでたくスペイン側の離婚が成立し、日本にも離婚届け
を提出し、受理されて、晴れて婚姻届を提出できたのが、
数年前の12月17日で、12月25日に夫のたっての願いで
マドリッドにある日蓮正宗のお寺で、本当に内輪だけの
結婚式を挙げたのでした。。。

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そう、今日、12月25日は、結婚記念日なんです。
なぜ、この日を選んだかというと、理由があるのですが、
これは内緒です。。。

婚姻届を出す前にきちんと認知届がでていれば、
婚姻届けと同時に子供たちの入籍届を出せば
子供は、夫婦の子供として手続きしてもらえる、
ということを領事部の方がキチンと調べてくださって
ほんとうに良かったです。。。

その後のスペインでの手続きがとても大変でしたが・・・・(苦笑)



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