番外編「3年前・・・」

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11月5日について、昨日、15年前のことを書きましたが、
もう一つの記念日でもあるのです。

記念日というと、プラスの意味が多いけれど、ある事件が
起こった日なので、当時はとても苦しく辛い日々でした。
あの日をきっかけに、人生の方向性が変わったので、
それはそれで、良かったと今は思うことができます。

あの日、あんなことが起こるなんて、想像もしていません
でしたから・・・、本当にびっくりしました。
私の人生の中で、あのような出来事を体験するなんて、
どこで、どう間違ってしまったんだろう・・・って思いました。

信じられない!なんてこと!って思いながらも、どこかで、
やっぱりな・・・、なんとなくそういう気はしていた・・・と
冷静にその事実を見つめている私もいたんです。

私の中で、2つの私が、こっちとあっちから、あの出来事を
見て、まったく正反対の判断をしていたような気がします。

書面で連絡はきていたので、その書面をきちんと読んで
いれば、前もって知ることができ、準備ができました。
でも、夫が見なくていい、っていうから、あぁ、そうなのか、
って感じで、ちゃんと見なかったんですよね。。。

もしも、ちゃんと見ていたら・・・って思うことがあります。
そしたら、あの出来事は、起こらなかったのだろうか・・・と。
でも、知っていたらからといって、回避ができたわけでは
なく、少し延期されることはあっても、事態は同じだった
だろうと思います。
ショックの度合いが小さいだけで。。。

って、何が起こったか書いていないので、読んでいる人には
何が何だか、???でしょうけれど、事件の全貌を書くのは
今、まだ、私の中での整理がついていないので、もうしばらく
後にしたいと思います。

今、3年経って、あの出来事があったからこそ、マドリッドを
離れ、アルベルカに引越ししたのだから、とてもポジティブな
出来事だったんだ、と感じることができます。
生き方そのものを考え直すきっかけにもなりましたし。。。

子供たちにとっても、都会の生活よりも田舎の生活のほうが
いいみたいだし、私もそうです。
ただ夫だけは、都会を離れること=負けること、という認識が
あったようで、彼の緊張の糸がプチンと切れてしまったという
可能性が高いです。。。

だって、あの出来事から1年と10日で、亡くなってしまったん
ですもの。。。
最後の日々を、子供のころに育った場所とよく似た風景を
見ながらゆっくり過ごすことができて、幸せだったんだろう
な・・・って思うようにしています。

もしも、あの出来事を境に、彼も生き方を見直していたら・・・
もしかしたら、今頃生きていたんじゃないかな・・・っていう気も
するんですけれど。。。
そう考えると、ちょっと、さびしい気がします。。。

たった、3年で、子供たちはすっかり大きくなって、変わってしまい
ました。。。
うれしいやら、さびしいやら。。。