「愛の法則」からみた病気④

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「愛の法則」からみた病気④(P298~)

魂が「愛の法則」に違反すると、次の転生で病気にならされるのですか?

いや、そうではなく、心理的毒素を除去する方法は幾つかある。
悪かったと反省することを愛ある行為で償っていけば、病気を体験することなく、魂の毒素を取り除ける。だから先ほど、病気の原因がエゴであれば、愛が諸悪の解毒剤との処方箋になる、と言ったのだ。
したがって、必ずしも病気になって毒を消散させる必要はないが、それが一番手っ取り早い方法なので、多くの魂がそうすることを選んでいる。
明らかなのは、毒素の重荷を取り除くために何かをしない限り、それは残ってしまい、より高次の愛と幸福へと魂が進むことを阻止してしまうということだ。

感情的要因と遺伝的な性質が組み合わさった病気もあるのですね?

その通り。

もう少し説明していただけませんか?

特定の試練に立ち向かうために生まれてきた魂は、物質主義に流されて転生の目的から外れてしまわないために、病気を記憶の喚起剤として利用する。つまり、病気は、ドライバーに車線からはみ出たことを警告する路肩のランプルストリップス(訳註:主に路外逸脱防止を目的とし、道路両端に施工された波状の舗装)であるかのごとく、魂が事前計画から逸れてしまった場合にだけ起動する。
同じ状況でも重病にならない人がいる一方で、遺伝的な性質で特定の病気になりやすい人は、アラームが鳴りやすいのだ。言い換えれば、それほど強くない感情の刺激でも、病気を誘発させるには充分なのだ。

病気の原因が今生の感情トラウマの場合は葛藤を解消することで、治癒できたり、浄化の過程であれば先天的な病で直らないことがあるなら、現在用いられている薬学療法は、たとえば癌などの場合で、何か役に立つのでしょうか?

現在の治療法、つまり化学療法と放射線療法は、細胞の増殖という症状をなくそうとするが、病気の原因には作用しないので、病気を回避することはできない。
また、遺伝子を損傷してしまうので、細胞をひどく傷つけ、多くの場合にそれが永続して再生不能となる。君たちは、癌が遺伝的変異に因ると思っているのに、どうして変異を誘発させる薬をその治療に用いるのか、理解に苦しむよ。

薬は悪いのですか?

全部がそうではないが、攻撃性が過ぎるものは、効用よりも弊害をもたらすので良くない。
特定の場合には、抗炎症剤やコルチコイドや、ある種の免疫調整剤などは有益である。薬学を正しく適用すれば、人生に病が訪れる際に、健康を回復するために役立ち、治癒を可能にする。また、治る見込みのない病でも、症状を和らげ、生活の質を向上させる助けとなる。

では、薬学治療をして、癌が治る人がいるのはなぜですか?

治ったとしたら、原因となった感情面の問題を解消できたからか、実は良性だったかで、症状を排除したためではない。
感情的または、霊的な毒素が残留すると、最初に冒された組織を切除していればその近くになるかもしれないが、癌は別のところに再発してしまう。

癌を治すために有効な、肉体上の助言はありますか?

質素な菜食主義とビタミンを多く摂ること。異常細胞の除去に身体が専念できるように休息を多く取り、平穏でいること。身体器官を痛めずに回復できる、身体にやさしい治療法を使用すること。

お話のように、「エゴ的感情」が残存することによってアストラル体が力を失い、それが長期的には肉体的な病気を誘発するのだとしたら、健康を回復させるために、アストラル体をエネルギー的に綺麗にすることは可能でしょうか?

可能だ。特定の運動(ヨガ)をしたり、人がパイプとなってエネルギーを供給したり(レイキなど)、生体エネルギー発生器などによって、悪い流れを取り去り活力を与えることができる。
エネルギー治療は、アストラル体レベルに作用に、疲弊したエネルギーを洗い流し、そこに新しい活力を供給し、気の流れを修復する。生体エネルギーを用いた治療は、病気の回復を促したり、症状を緩和させることに貢献する。
だが、エゴ的な感情を放棄できなければ、アストラル体の乱れが再発し、その結果、肉体の病も再び出現することとなる。霊体、メンタル体、エネルギー体、肉体を総合して、治療に取り組むべきである。

レイキとは何なのでしょうか?

レイキとは、宇宙の生命エネルギーを利用する自然療法の一つで、肉体的、精神的な病気の治癒に役立つ。レイキは、宇宙的生命エネルギーを意味し、それを発見した日本の先駆者に命名された。
現在ではその名前で有名になってはいるが、健康改ざんを目的としたエネルギーの授受は、何千年も以前から、磁気やプラーナなどの様々な名前の下に行われてきた。それは、「奇跡の癒し」と呼ばれたイエスの手かざしのことなのだ。

レイキは何を基本としているのですか?

レイキのセッションは、不快感や症状を緩和したり除去するために、送り手またはパイプ役となる人が、自分の手を通して、生命エネルギーを受け手に伝達するのが基本だ。受け手となるのは、自分自身でも他者(人・動物・植物)でも良い。
レイキは、アストラル体のレベルに作用し、エゴ的な感情が要因のエネルギーブロックを取り除くのに役立つ。
だが、外傷または中毒など、完全に肉体的な要因による不調の場合には、損傷を受けた気の流れを復活させ、痛みを緩和し、体細胞の再生を促す。
アストラル体の構成や気の流れやチャクラについて知り、感情的な問題と影響を被る肉体箇所との関係を理解すると、正しい位置に手を置けることになり、損傷を受けた部分の気の流れを再生できる。



『魂の法則』ナチュラルスピリット刊
ヴィセント・ギリェム著・小坂真理訳