~※~通勤ラッシュ~※~

イメージ 1













~※~ Hora Punta ~※~

高校2年生の時に、学区外へ引越しして、
電車通学となりました。
毎日通勤ラッシュにもまれて、途中で気分が
悪くなることが多く、電車を途中下車することも
よくあって、遅刻魔でした。

大学1年間も、ほぼ、同じルートでの通学
でしたけれど、高校よりも少しゆっくりの出発
だったので、かなりましでした。
1時間めの授業のない日は、通勤ラッシュを避ける
ことができたし、高校時代のように大変だったという
記憶がありません。

大学2年生の時に、大学が私の家の近くに移転して
バス通学しようかと思ったのですが、バスの本数が
少なかったため、原付バイクで通学することにして
通勤ラッシュから、開放されました。

通勤ラッシュの何が一番苦手だったか、というと、
「匂い」なんです。
特に雨の日・・・。
スーツが濡れて、むわ~っとした匂いが充満して
息ができないくらいでした。

私は元々、いろいろなものが混ざった匂いが苦手で、
中学時代、みんながそれぞれ持ってくるお弁当の匂いで
気分が悪くなったことがあるくらいでした。

大学3年間は、通勤ラッシュから開放されて、自由
気ままに家を出て、家に戻る生活でした。
大学卒業後、就職した会社は、大阪のアパレル会社
でしたが、最初の1年は、店頭販売研修で、地元の
百貨店に通っていたため、通勤ラッシュからは少し
ずれていたので、問題ありませんでした。

研修期間が終わって、本社勤務になってから、また
通勤ラッシュにもまれる毎日が始まりました。
それも、大阪まで通うため、バス、JR、地下鉄と
3つの乗り換えがあり、片道2時間半くらいかかって
いました。

半年くらいして、朝一のバスで見かけた人と、帰りの
終バスでまた一緒になったとき、すごくショックでした。
ベルトコンベアーに乗って、出かけて、それぞれ仕事を
して、ずっとベルトコンベアーに乗ってまた戻ってくる
だけの毎日って、機械の一部みたい、または、工場で
生産されているロボットかも?!って、感じたんです。

それで、家を出て、一人暮らしをすることにしました。
当時、大学時代から付き合っている人がいたので
会社の近くの大阪ではなく、片道1時間くらいかかる
ところでしたが、それでも、通勤ラッシュを避けることが
できたし、通勤時間が半分以上短縮したので、かなり
楽になりました。

そして、しばらくは、快適に暮らしていたのですが、
ある日突然また気づいてしまったのです。

大阪に着いて、JRから地下鉄に乗り換えるとき、
みなほぼ同じくらいの歩く速度でベルトコンベアーに
乗っているかのように移動するのですが、周りの人達が
死んだ魚の目をしていて、生気がなくて、ゾンビまたは
ロボットまたはマリオネットみたいってことに気づいて
しまったのです。
私もその中の一人なんだ・・・と思ったら、早くここから
脱出しなくては・・・、死んだ魚の目をして歩くなんて
ゾンビもロボットもマリオネットも、いや!って思ったのです。

その数ヵ月後、勤めていた会社が倒産してしまい、
望みどおり通勤ラッシュから開放されました。。。


*************

時系列的、出来事中心の私小説ではなく、
私の心の動きを中心に、なぜ人生、波瀾万丈に
なってしまったのか、その理由も含めて
少しずつ書いてみることにしました。


3/19、2.11
サン・ホセの日で、父の日。
明日は春分の日。