差別とか侮辱とか誹謗中傷とか


「土人」発言は何が問題なのか 大阪で沖縄女性らが見せ物にされた人類館事件

2016年10月20日 14:48

 大阪府警の機動隊員による「土人」発言が批判にさらされている。本土側の沖縄蔑視、差別はこれまでもたびたび繰り返されてきた。1903年には大阪で開かれた博覧会で、沖縄女性2人を「展示」した「人類館事件」があり、沖縄戦では日本兵による住民虐殺や「集団自決」(強制集団死)があった。戦後71年たった現在でも、在日米軍専用施設面積の約74%が集中する。識者は「差別する側の意識が変わらないと問題は解決しない」と指摘している。

 1903年、大阪で開かれた第5回内国勧業博覧会の会場で「7種の土人」として、朝鮮人や台湾先住民、沖縄県民らが見せ物として「展示」される「人類館事件」が起きた。当時の沖縄では「沖縄人差別」として激しい非難と抗議が起きた。
 事件から100年後の2003年に大阪で、事件をテーマにした戯曲「人類館」の公演を手掛けた、関西沖縄文庫主宰の金城馨さん=大阪府=(63)は「土人発言」について「特別な驚きはない。普段沖縄に対して思っていることが、表面化しただけ」と切り捨てた。「大阪府警では日常的に沖縄に対する差別があるのではないか。府警の責任を追及すべきだ」と語気を強めた。
 金城さんは1879年の琉球処分以降「歴史的に差別が続いている状態」とした上で「これから沖縄は本土と対等に向き合い、差別する側の意識を変えることが問題解決につながる」と話した。
 差別の問題に取り組む師岡康子弁護士は「土人」「シナ人」の二つの発言について公的機関が「人種差別を助長しまたは扇動すること」を禁じた人種差別撤廃条約に違反すると指摘。「弁明の余地はない。大阪府警は謝罪し、教育体制を洗い直す必要がある」と求める。
 「シナ人」の表現は「レイシスト(差別主義者)が基地に反対するのは中国に操られた売国奴、と言うのと全く同じ発想。基地に反対する沖縄の人々と中国の人々に対する二重の差別だ」と非難した。
 「土人」は新聞社が使う「記者ハンドブック」(共同通信社発行)でも差別語、不快用語とされており、記事にする場合は通常「先住民(族)」や「現地人」と表記することになっている。
人類館事件から100年の節目を機に2003年に大阪で上演された戯曲「人類館」の舞台

<転載終了>
別の沖縄タイムスの記事も参考になります。


なぜ、「差別」がなくならないのでしょう?
同じ地球に生まれて住んでいる家族、兄弟なのに。。。
侵略や戦争が行われるのも一緒です。

人間として生まれてきたことの意味を
私たちはもっと深くもっと真摯に考えなくては
いけないです。

動物でもなく、植物でもなく、微生物でもなく
人間として生まれてくることができたのは
気の遠くなるほどの魂の進化の段階を踏んできたから。

人間同士で差別しあって、争って、戦うなんて、
いつまで繰り返したらよいのでしょう?
その争いが、地球上の他の生き物たちの生存を脅かし、
私たちの住まいである地球さえも破壊しています。

私たちは自分の家をきれいに掃除し、飾るのに、
なぜ大きな意味での私たちの家である自然や地球を
破壊することをよしとするのでしょう?
矛盾を感じませんか?

「差別」は、自分と他者が違うということから始まります。
自分の家族や仲間とそれ以外、という区別をするのです。
人間もまだ動物だったころからの習性がまだ強く残って
いるともいえます。

でも、人間の本質、生命の本質は、「差」があるのは当たり前で
その「差」をお互いに認め合い、お互いに助け合うことなんです。

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この件を、最初に知ったとき、何とも言えない違和感がありました。
この今では使う人がほとんどいないと思われる言葉を若い人が
どこで知ったのだろう、誰かに教えてもらったのだろうか?と。。。
動画を見ましたが、わざと、侮辱するために使っているのが分かります。

でも、あることを思い出しました。。。
中学で東京から神戸に引っ越して、一番驚いたのが
「部落問題の授業」があることでした。
残念なことに、関西は根強く、今でも残っているのかも・・・
こういう差別意識が。。。
今回、大阪府警の機動隊隊員が発したというのは、大阪では
日常にあるから、言葉として発してしまうんでしょうか。
関西の漫才やお笑いの、ボケとツッコミの役割分担も関係
しているかもしれません。
関西でも柄が悪いといわれる地域の人の言葉は、他の地域の人が
聞いたら、びっくりするくらい、乱暴だったりしますから。。。

言葉遣いって、言われた人、聞く人がどう感じ、どう思うか
ということに対しての思いやりも心遣いも全くない粗雑さ、精神が
成熟していないことを露呈してしまうんですよね。

まぁ、言葉遣いが悪くても、心の優しい人はいるし、反対に
言葉遣いが綺麗だからといって、表面だけの人もいますから
言葉だけで、全てが分かるわけではありませんけど・・・。

もちろん言ってしまった人が悪いのですが、それを、蜂の巣を
つつくようにとやかく言って批判する人々もいい加減にして
欲しいです。
かつては、不注意に言っていたかもしれないのに。。。
まぁ、私もこうやって記事を書いているのですから、同じ穴の
むじなですね(笑)

芸能人のスキャンダルに乗じて誹謗中傷しまくるのと似た
異様な雰囲気を感じてしまいます。

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生命を守るために、必要なことは何でしょう?

差別することでしょうか?
仲良くすることでしょうか?

侮辱することでしょうか?
尊重することでしょうか?

誹謗中傷することでしょうか?
批判助言することでしょうか?

競いあうことでしょうか?
助け合うことでしょうか?

蹴落としすることでしょうか?
切磋琢磨することでしょうか?

いがみ合うことでしょうか?
愛し合うことでしょうか?

みんな同じで、みんないい?
みんな違って、みんないい?


<参考記事>



命を守る、ポジティブ感情(幸福感情)と
命を損なう、ネガティブ感情(緊急感情)に
ついては
説明してますが、もっと分かりやすい説明を
している記事を見つけました。

人々の意識レベルが上がり、パワーの領域の人が増えて
いるから、つまり、ネガティブな事象に影響されずに、
静観できる人が増えてきているから、今までタブーとして
蓋をしてきたネガティブな事象にも光が当たり、白日の
下にさらされ始めているのかもしれません。

過去を清算しないと次のステージへはいけないから。

混沌として、先行きが分からないような状況ですけれど
「見えるようになった」ということは、浄化が進んできた
ということだと感じます。

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21/10/2016
9.21


全ての人々に起こりますように
祈りを込めて・・・。