~3人め出産~(思いっきり飛びすぎ!)

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~Tercero Parto~

あの日のことは、はっきり覚えていないのですが、
たしか、お昼過ぎに上の二人を公園に連れて行って
帰ってきて、夕食の準備をしていたら、ちょっと、
痛みが始まって、夕食後、お風呂に入り、いったん
ベッドに入りました。

でも、どうも、これは、始まったな、夜中にさらに痛く
なって大変なことになると困るな、っていう感じがして、
早めに病院へ行くことにしました。

雨が降っていたので、上の二人は寝ていたし、夫に
任せて、私一人で、タクシーで、出かけました。

タクシーに乗ったら、どんどん痛みがひどくなって、
タクシーの運転手さんも、これは、やばいと、窓から、
白いハンカチを振りながら、信号無視して、飛ばして
くれました。

病院の救急に着いて、受付に行ったら、もう歩けなくて、
車椅子で産婦人科へ。

チェックしたら、もう、すぐ、分娩室へ直行でした。
で、10分もしないうちに、生まれちゃいました(笑)

先生は、ただ、腕組みして、自然に出てくるのを待って
いただけで、一番上、二番めとは、まったく別次元の
お産でした。

翌日、夫が上の二人を連れてきて、二人が一番下と対面。
入院している間は、家事も上の子どもの世話をしなくて済む
ので、私にとっては、充電期間のようなもので、一番下と
のんびりまったり過ごしました。

一番下が生まれたとき、一番上が幼稚園に入ったばかりで
3歳5ヶ月、真ん中は1歳7ヶ月で、団子状態でした。

上の2人が2日生まれなので、3人そろって2日生まれだったら
面白いなーと思っていたけれど、思い通りにはなりませんでした(笑)

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もう12年も経ってしまったかと思うと、感慨深いです。
この子が半年になる前に亡き夫の病気が発覚して手術とか
いろいろあって、私が本当に大変だったので、一番下は、
上の二人よりも放置気味にしてしまったので、悪いことした
なぁ~って思います。

そのせいか、学校の勉強も芳しくなくて、4年生のとき留年
しちゃったし、今年の6月には登校拒否気味になって、学校の
心理療法士と話すために「場面緘黙」のスペイン語を探していて、
場面緘黙が脳の扁桃体が敏感すぎることが原因ということが分かり、
私の認識不足が、彼の状況を悪化させてしまったんじゃないかと、
母親として失格だわ、と思っています。

「場面緘黙」じゃないか、というのは、幼稚園に入った3歳の
ときから思っていたけれど、完全に誤解していたんです。
小さいときに親中心で対策するのではなく、もう6年生だから
本人に自覚させ意識させることで、本人の力で乗り越えていける
ようにサポートしていこうと思っています。

性格がまっすぐで、自分自身を偽ることもなく、人に嘘をついたり
することもなく、本当にやさしくていい子です。

感情のコントロールがうまくないのと、学校の中でおしゃべりが
できないけれど、お友達とは仲良くしているし、意地悪したりしないし
今年から、フットボールチームに入ったし、これから楽しみです。

まぁ、長い目で見ていきたいと思います。
強制や押し付けにならないように、見守る感じで・・・。

私を母親に選んでくれたんだから、彼にとっていい母親になれる
ように私も努力したいと思います。