HSPだから場面緘黙?

水井さんのブログの記事に書いたコメントを
こちらでもシェアします。

書いたコメント。

私もですし、息子もです。
幼稚園のころの記憶はないのですが、小、中、高、大学、
会社でも、集団生活にはなじめませんでした。
親の期待にこたえようといい子でいたのと、成績が良かった
ため、親からも先生からも問題視されることなく、大人に
なりましたが、本当に、周りに合わせるのはしんどかったです。

大学卒業して、教師になるつもりでしたが、教育実習で
母校に行って、職員室になじめなくて(笑)、私は教師の道は
合わないと感じて、会社に就職しました。
3年弱で倒産してしまったのですが、通勤電車が苦痛でした。
高校時代に、引っ越して、学外から電車で通学しましたが、
そのときもだめでした。
途中で気分が悪くなること、週に数回、で、遅刻の連続でした。
満員電車の匂いがだめだったんです。

今、一番下の息子が小学校6年生ですが、不登校気味で、
週に1,2回休んでいます。
学校が嫌いだと一時期言っていましたが、最近は、頭が痛い、
お腹が痛い、身体が痛い、と言い出しています。
身体(細胞)が拒否反応を起こしだしているのですが、実際に
学校で緊張しすぎたり、周囲の気持ちを読み取り過ぎて、疲れる
のだと思います。
嘘をついているわけではなく、本当に痛いししんどいのだと思います。

彼は、場面緘黙で、教室の中で言葉を発しません。
HSPなんだと思います。

私自身がそうだったから、分かるので、無理やり行かさないで、
休ませますが、学校側は、鎮痛剤を飲ませて連れてきなさいと
言います。
学校側にHSPを理解してもらうのは、難しいでしょうけれど、
理解を求めていこうと思っています。

現在の学校システムの中にいる人たちは、システムに適応できない
子供を問題児とみなしますが、いろいろなタイプの子供に適応できる
教育システムに進化させていかないといけない時期に来ているのだと
思いますので。。。
ひろみ 2016-11-05 05:45:51


書いたコメントも。

息子の場合
本当に、自分自身にとても誠実です。
嘘をついて自分をごまかしたりしないので、学校へ行くのが
嫌だというのでしょう。
親の私や先生たち、お友達を気にすることなく、ただただ、
自分に正直なんです。
それだけでなく、競争しようとか、そういう気持ちがほとんど
なく、悪い成績をつけられても、嫌なものはいや、しんどい
から行けない、とはっきりしています。
興味のあることに対しては、すごく集中してやります。

本当に、すごいなーと思って感心しています。

私は、親を困らせたくなかったし、学校で何か言われるのが
嫌だったので、行きたくなかったけれど、我慢して行きました。
我慢するってことは、自分自身を偽っていたってことです。
でも、あのころは、そうするしか、方法がありませんでした。

今は、私が子供のときよりも、子供たちの多様性について
少しは理解が進んでいるし、自分自身に正直な子供たちが
増えてきているのだと思います。
そういう意味では、私たちの精神は全体的に進化してきて
いるのだと思います。
不登校やニートの子供たちが多くなり、社会問題になっては
いますが、そういう状態を受け入れることのできる土壌が
少しずつですが、整ってきているってことですから。
ひろみ 2016-11-05 06:03:36

水井さんからのお返事の記事。

イメージ 1













このところ「扁桃体」について、調べていました。

先日書いた「すべて計画通り」の記事とコメント欄、
書きましたが。。。
それ以外にもたくさん検索しました。

HSPというのは、ハイリー・センシティブ・パーソンの略語で
つまりは、「超敏感な人」という意味のようです。

場面緘黙だけでなく、扁桃体刺激過敏による症状を持つ人は
多かれ少なかれ、HSPなのではないでしょうか。

扁桃体刺激過敏は、脳に損傷があったとしても、認知ルートを
開発することで、克服できる可能性があるようです。
というのも、情動の認知ルートは、2つあるのだそうです。

認知方法を低位ルートではなく、高位ルートになるように
気長に訓練すればいいんです。
これが、場面緘黙克服方法の「スモールステップ」を積み重ねる
ということなのではないかと。。。

それには、本人自身が意識することが大切で、本人の意思で
今の状態だと、生きづらいから、何とか変えたいと努力し、
それを支える周囲のサポートが必要です。

コミュニケーション能力の偏りが、HSPからきているので、
他者の気持ち(本音・潜在意識)という外的刺激をうまく
かわす方法を学習し慣れることも大切です。

私自身が、HSPで、一時期はうつになったりしたこともあり
ますが、自力で克服したので、そのときの方法などを徐々に
息子に伝えていこうと思っています。
もちろん、息子自身が、自分自身で、方法を編み出して克服
してくれたら、いいなぁ~っていうのは思ってますので、あまり
手助けしすぎないで、気長に見守っていきたいな、と思っています。


<関連記事>


04/11/2016
10.5

写真は、
Tritón pigmeo(学名:Triturus pygmaeus)
マダライモリの仲間のようです。

森の家の井戸で、水を汲むときに、バケツに入って
きたので、また、バケツで井戸の中に戻しました。
この子が生きていられる井戸の水だから、正真正銘の
きれいな湧き水ということ♪

人間は化学物質に鈍感になってしまっていますが、
小さな生物たちは敏感ですからね。
小さな細胞の塊である人間も、拒否反応として病気という
症状が出てきているのではないかしら・・・と思う今日この頃。




11/5追記
に書いたコメント

鎮痛剤を飲ませて学校へ連れてこなくちゃ、と言われた
ときには、もう、学校側と話す気力がなくなりました。
でも、HSPについて、学校側が、きちんと理解しないと
どんどん登校拒否児童、不登校児童が増えていくんじゃ
ないかな、って危惧します。
そもそも「教育」とは、何なのか・・・ってことですよね。
「教師」になるということは、どういうことなのかって
ことでもあると思います。

私は教師という仕事にはつきませんでしたが、教職を目指し
勉強をしましたけれど、教育実習のとき、職員室にいる先生
たちに幻滅をしてしまったんです。
こういう世界にはいったら、ノイローゼになるだろうと感じました。
そして、母親になって、また、同じ課題に向き合っています。
あの時逃げたけれど、今度は逃げずに、学校システムの浄化と
改善のミッションを「場面緘黙児童」の母親の立場で遂行
していこうと思っています。

「みんな違ってみんないい」の世界を現実にするために。。。

いつも、いつも、ありがとうございます。
ひろみ 2016-11-05 20:36:48