悲しい差別意識・・・

今朝、一番下が「ママ、今日はりんご用意しなくていいよ。
サンドイッチ持って行く」と言って、学校の休憩時間に
食べるおやつ用に、昨日買ったクリームチーズとオリーブの
実入りモルタデッラでサンドイッチを自分で作っていたら
偶然にも「幸せな顔」が出現しました。

「宇宙の笑顔」ならぬ「モルタデッラの笑顔」

昨日、今日、自分で起きて、ちゃんと出かけました♪
登校拒否モード、ちょっと脱出中かな・・・
さぁ、明日はどうなることでしょう?!

写真は、息子が自分でスマホで撮って、私にメッセージと
して送ってくれたものです。

幸せな顔のサンドイッチ♪

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その一番下、学校から帰ってきて、お昼ご飯も食べずに、
ふて寝してます。。。(かれこれ、2時間ほど・・・)
(最終的には、4時間ほど・・・)

私が話しかけても耳をふさいで聞いてもくれないし、
もちろん、答えてくれません。
というか、今は、ぐっすり眠っています。

ゲームしてたから、ゲームに負けて、怒って、それで、
感情の行き場がなくなって、ふて寝のパターン・・・は、
今までもよくあるので、それかな・・・と思ってますが、
もしかしたら、違うことなのかもしれません。

学校から帰ってきたときに、ちょっと聞きたいことが
ある、って言ったので、警戒している可能性大です。
(私の聞きたいことを読み取っていているんじゃない
かと・・・言う気も・・・)

今日、近くの診療所へ一番下の小児精神科の専門医と
の予約を早めるように頼みに、学校の心理療法士と
一緒に行ったら(息子は行かず)、今年落第した同級生
(つまり、元同級生で、今年も同級生)がお母さんと
来ていて、心理療法士がいたので、立ち話的に、
「○○と××が、うちの子のことをからかったり、嫌がる
ことをわざと言うみたいだから、今度担任と校長先生に、
話すつもりだ」と言っていたのです。

私もその○○と××は、うちの子に対しても、問題ありな
言動を取っているんじゃないかな、と私には特に何も言わ
ないけれど、なんとなくそうじゃないかと感じていたので、
やっぱりな・・・という気がして、そのことを確認しようと
思ったのです。

一番下のクラスの男の子は、全員で6人ですが、そのうち
2人が先生の子供なのです。
一人は校長先生、もう一人はキリスト教の先生。
今日話題になった子のうち一人が校長先生の子供です。
同級生たちは、生まれたときから、いつも一緒で、みんな
とても仲良し。
うちの子は、1年生のときからここに住んでいますが、
同じクラスになったのは、2回めの4年生のときからです
から、今3年めです。

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去年の10月、休み時間に、先生に何も言わずに、勝手に
戻ってきてしまったことがあったのですが、その時に、関係
していたのが、今日話題になった、校長先生の子供じゃない
もう一人の子なんです。

あの日、戻ってきたとき、ただ泣いているだけで、何があった
か言わなかったけれど、とりあえず、泣きたいだけ泣かせて、
落ち着いてから、「事情がわからないと、先生に説明できない
から、何があったか、教えて」と言ったら、最初は、渋って話し
ませんでしたが、しばらくして「休み時間にみんなで階段を
下りているときに、飛行機ごっこをしていて、××の手首が僕の
首にあたったんだ。時計をしてたから、痛かった」というので、
「わざとじゃなくて、ぶつかっちゃっただけでしょ?」って
聞いたら、「たぶん、わざとだと思う」と言ったんです。
で、最後に「もう我慢ができなかったんだ」とぼそって言った
ので、今までにも、何も言わないけれど、いろいろと小さな
ことがあったんだろうな・・・って察しました。

「他には、何かいやなことされたりしたことあったの?」って
聞いたら、「授業中にえんぴつとか消しゴムとか貸して、って取る」
と言うので、「取って持って帰っちゃうの?」と聞くと「すぐじゃな
くて、後で返してくれる」などなど、一番下が、やめてって言わない
し、先生にも言ったりしないので、そういうことが何度かあったよう
です。

些細なことなので気にしなくていいようなことなんでしょうけれど、
きっと何度もそういうことがあったので、飛行機ごっこで、切れ
ちゃったんだろうな・・・って感じです。

恐らく、普通の子なら、「痛いからやめて!」とか「危ないじゃないか!
落ちそうになった!」とその場で声を出して、終わるか、やり返したり
するのでしょうが、学校内では、ほとんど声を出さない場面緘黙の子
ですから、やり返すこともなく、とにかく、その場から、逃げるという
行動を取ったようです。
教室に引き返して、リュックサックを持って帰ってきて、家のブザーも
鳴らさず、どんどんどんと扉を叩くだけで、最初聞こえたとき、ブザーも
押さずにドアを叩く音が聞こえるなんて、そんなはずはないと空耳だと
思ったのですが、もう一度聞こえたので、ドアののぞき窓から見たけど
誰もいなくて、変だなーと思って、ドアをそーっと開けたら、一番下が
ドアに引っ付いて泣いていました。
家に入るなり、自分のベッドで、とにかく、ずっと泣いてました。

瞬間のことだったから、担任の先生が一緒に階段を下りていたけれど、
全く気づかず、私が、何があったかしらないけれど、子供が学校から
戻ってきて泣いている、と言うために学校へ行ったら、ちょうど、
うちの子がいないことに気づいた先生たちが探している最中でした。

前後しましたが、学校へ行って授業が終わる時間に子供を連れて
行くと担任と約束して、家に戻ったときに、何が起こったのかを
聞きました。

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やんちゃだけれど、基本的には、みんな素直で「いい子」なんです。
でも、家で「いい子にすること」を小さいころから強いられている
と、親や先生が見ていない子供同士のときに、ストレスを発散する
かのように、些細な意地悪をしたりするんじゃないかと、思うことが
あります。

だから、今日、○○と××という名前が出たとき、やっぱりな、
あの子たちなら、やるかも・・・と思ったのです。
親の差別意識の影響を受けて、学校で今度は、友達を差別して
しまうという、悲しいネガティブスパイラルが現実に起こって
いたんだな、と、予期はしていたけれど、見たくない現実を
見せ付けられた感じがしました。

一番下は、学校で、彼自身が差別的な言葉をかけられたことは
なくても、他の友達(ペルー人やルーマニア人や発達障害気味な子など)
が言われたりするのを、見ていて、違和感を感じるから、学校に
なじめなかったのかもしれないなーと、先日ふとそれが彼の場面緘黙の
原因の一つなんじゃないか感じたことがあったんです。

日本人である私に対して、特に、下に見て、差別的なことをいう
スペイン人は、今までほとんどいませんでしたが、植民地出身者や
東欧諸国出身者、たまには、スペイン国内でもバスク人とかに対して、
辛らつなことをいう人が時々います。

家庭内でそういうことを聞いていたら、子供たちも小さいころから、
それが当たり前で育ってしまいます。
すべての家庭がそうであるとは思いませんが、全くないとも言えません。
実際に何人かの人から、「ペルー人の子が遊びに来ても、家に入れては
だめよ、物がなくなるかもしれないから」と、親切に忠告されたことが
ありますから。。。

そういう、排他的な感じを肌で敏感に感じてしまったら、子供に
とっては、何を信じていいのか分かんなくなっちゃいますよね。。。
大人なら、まぁ、そういうこともある、と頭で理解して、大騒ぎしたり
はしませんけれど。
一番下は、子供ながらにそういうことを感じて、人知れず傷ついて
いたのかもしれません。

今のところ、確認したわけではないので、私の妄想ですけれど・・・。

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なぜ、そういうことを私が妄想するかというと、私自身よく似た経験を
中学1年生のときにしたことがあるのです。

中学1年生の夏休みに父の転勤で、東京から神戸に引越ししました。
最初の日、休み時間に、何人かの子が私の周りを囲んで「あの子と
あの子とは話しちゃだめよ」って言ったんです。
「どうして?」って聞いたら「どうしても」と説明はしてくれません
でしたが「とにかく、しゃべっちゃだめ」と。。。

また、別の日、学校の帰り道、ちょっと寄り道をしていつも通らない
ところへ行ったとき、ある道で「ここから、向こうへは入っちゃだめ
だよ」と言うのです。
「どうして?」っ聞いたら「あそこは危ないから」という答え。

学校で、道徳で部落問題の授業があって分かったのが、その子たち
被差別部落に住んでいる子たち、で、あの道の向こうのエリアは、
被差別部落だということでした。

東京の小学校では部落問題の授業がなかったので、びっくりしました。
神戸にはそういう地域がいくつかあるみたいで、家の中で恐らく親が
子供たちに教え差別を続けてきたんだろうな、ということを感じました。

去年だったか、沖縄の高江で機動隊が沖縄の人に「土人」発言をした
ことが話題になったことがありますが、これも根っこは同じです。
悲しいけれど、人が人を蔑んだり差別するということが今なお続いて
いるんです。

自分たちとは違うものを排除したい、認めたくない、そういう気持ちが
私たちの本能としてあるのは、確かです。
これには、場面緘黙関連で私が話題にしている「扁桃体」が深く関係し
ているんです、実は。。。

でも、私たちは、地球という星の大きな家族の一員です。
人類だけでなく、動物も植物も虫も魚も微生物もみんなみんな。。。
そう考えたら、差別も侮辱も誹謗中傷も詐欺も犯罪も戦争もできなく
なると思うんですけれど、甘い考えなのでしょうかね。。。

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<関連記事>


昨日見つけた、記事も、関連があります。。。

「障害者は絶対排除」とまではいかなくとも、障害者に
対する差別的な考えを、親も無意識のうちに子どもに
植え付けてしまう可能性は十分あります。

たとえば、我が子を褒めようとするときも、出来て
いない友達と比較して「あの子は努力しなかったから
○○になったのね。その点あなたは頑張っているから
○○できたね」などと言えば、“弱者を馬鹿にする考え”が
ついてしまうのです。

 ∞ ∞ ∞

幸せな顔のサンドイッチから、重い話へと発展してしまい
ましたけれど。。。

昨日書いた「映画「福島原発の悲劇」」の記事の中でも
書きましたが、客観的に事実を受け止め、冷静に現実を
受け入れることができて始めて、次の段階へと進むことが
できるので、苦しいし痛みもありますけれど、人類が進化
していくために克服しなければいけない試練なのだと思って
いますので、あえて、書きました。

やっぱり、今は「膿出し・・・」期間みたいですね。。。

15/03/2017
2.18


季節はずれだけど(笑)
全ての人々に起こりますように
祈りを込めて・・・。



 ∞ ∞ ∞

もう、過ぎてしまいましたが・・・。
311だからではなく、毎日やってもいいかも・・・。