～大学時代～
～Universitaria～
阪神大震災の前に、説明をしておかなかったら
いけないのが、結婚のこと・・・。
私は、大学時代、一つ年下の男の子Kくんと付き合っていました。
厳密に言えば、私は付き合っているつもりだったけれど、
そして周囲の人たちもそう思っていたかもしれないけれど、
実際は、姉と弟って感じでした。
居心地がいいから一緒にいるけれど、Kくんは私のことは
姉または母と思っていたみたい。。。
うすうす気付いていたけれど、直接聞くのが怖くて、私自身の
気持ちをもてあましつつも、別れる理由も無いから、Kくんの
行動に疑問をもちつつも、私自身が好きだし一緒にいたいから
あやふやな関係を続けていました。
Kくんが一番苦しいとき、辛いとき、私は何もしてあげられなくて
私はKくんの心を救うことができなかった。。。
Kくんのこと、本当は何にも分かってなかったんだろうな・・・って
今なら私も冷静に考えることができるけれど、あの頃は本当に
一杯一杯で・・・。
Kくんはもともと年下だったし、留年したから、卒業が遅くなって、
私も仕事が忙しくなりつつあったから、だんだん会う回数も
減ってしまって、久しぶりに卒業式で会ってみんなで飲みに
行くことになったとき、Kくんは、私に今日はちょっとFさんと
折り入って話がしたいから、帰ってほしい、って言われ、
私も何が何だかよく分からないけど、男同士の話でもあるの
かな～って、思って、次の日仕事もあるし、早々に別れました。
その後、Kくんは私の前から消えました。
私に何も言わずに、下宿を引き払い、引越し。
私に何も言わずに、下宿を引き払い、引越し。
あの頃は、携帯なんてない頃だったから、捕まらないし・・・。
連絡を待っていたけれど、全然来なくなって・・・。
あぁ、Kくんは私と別れたいんだろうな、ってどんなに鈍感な
私でもさすがに分かったんだけど、何も言わずに自然消滅を
勝手にされるのは、納得がいかないので私はKくんの就職先へ
訊ねて行ったのでした。
