～勘違い～
～Equivocacion～
たぶん、私達は勘違いしていたのだと思います。
今ならそう分かりますが、あの時は、全く見えてませんでした。
ちょっとした違和感がどんどん積み重なっていって・・・。
私の生き方とFくんの生き方、根本的に何処かが違ってた・・・。
でも、あの時は、Fくんは、母一人子一人で、生きてきて、
いろいろと大変なことあったにも関わらず、大学へ行き、大きな
会社に就職したんだから、不屈の精神をもった、強い人なんだろう
って、私はFくんの心の強さを信じていました。
疲れた、疲れた、って言うから、仕事がそんなに大変なんだろう
と思って、土日とか寝ているのも、疲れているなら、仕方ないよね、
って感じでした。
でも、そんなこと言ってても、いつかは、前向きに楽しむことを
するだろう、と期待していました。
私は、とにかく、ワクワクを毎日見つけて、感じて生きたいと
おもっていたから・・・。
疲れていても、一日中寝ているなんて、時間がもったいない、
楽しまなくっちゃ、っていうタイプだし、一緒にいる人にも同じ
ように感じて、一緒に楽しみたいと思っているから・・・。
結婚パーティーの準備をしていて、準備中もあーだ、こーだ、
と一緒に楽しみながらできるとおもったら、全然そうじゃなくて、
本当に、何なの？って感じでした。
単に、疲れているから、とかそいういう言葉では、済ますことの
できない、根本的な違いを感じつつも、それをなんとか理性で
納得させて、自分を騙そうとしていたような気がします。
今になって思えば・・・。
単なる勘違い、若気の至り・・・って感じ。
あの頃の私に、言葉をかけることができるなら、もっとゆっくり
考えてからでもよかったよね・・・。
でもその勘違いがあったからこそ、今の私がいるのも確か・・・。
