～不信～
～Desconfianza～
子供の頃から、どちらかというと、誰とでも仲良くなってしまう、
外交的な部分と、ある一定の距離をいつも保って、人と一線を
画しているところがある、とても複雑な性格でした。
私の表面的な部分しか知らない人は、いつもニコニコ愛想の
よい人、としか捉えていないと思います。
学生時代に、横断歩道をわたるときでさえ、ニコニコしてるね、
って友達に指摘されたことがあります。
お店で働いているときにも、どんなややこしいお客さんに対しても
いつも平静というか落ち着いて接客していて、感情の起伏というか
ブレが少なくて、すごいね、羨ましい、と言われたこともあります。
こんなこと書くと、どんなに素敵な人だろう、落ち着いているの
だろう・・・って思われるかもしれませんが、実は、そういうタイプ
じゃないんです、私・・・。
すごく、我侭で、自己中で、ヒステリックで、物忘れが激しくて、
意地っ張りで、意固地で、かなり、問題ありな性格です。
ただ、何故か、妙に、おっとりしている部分もあるのも確かです。
それと、これは、かなり昔から、感じているのですが、人は、
当てにならない、頼りにならない、信用ならない、ってすっかり
あきらめきっている部分があるんですよ。
知合い程度の人達に対して、は特に・・・。
ある意味、不信感の塊のような・・・。
だから、最初から、私の本心を見せるつもりもないし、適当に
あしらっとけばいいわ、って感じで、かなり距離を置いていた
んじゃないかなぁ～と思います。
私の中では、この私の考え方というか、振舞い方と、横断歩道で
のニコニコと接客のブレがないのって、つながるんですけど、
他の方は、どうなんでしょうね・・・？！
そういう私に追い討ちをかけるように、阪神大震災後の人々の
言葉や態度などに接して、人に対する不信感がマックスになって
いったんですよねぇ～。
それは、裏返せば、実は自分に対する不信感であったのかも
しれないんですが、あの時は、周りに対して不信感をフツフツと
募らせていたような気がします。
あの頃は、まだまだ、若かったんですねぇ～。
矛盾する性格を抱えて、自分がどうしたいのか、もがいていた
ような気がします。。。
