～不振～
自習を始めてしばらくは、とにかくTVを見たり、
買い物に出掛けて、八百屋さんで教えてもらったり、
ぼちぼちと楽しみながらやっていました。
でも、いつまでたっても上達しているのか、どうか、
自分で判断できないし、何ヶ月も経つと、みんな、
もうちゃんと分かっているだろう、って感じで、私が
外国人であることを忘れて、普通に話しかけてくるん
ですが、早いので、何を言ってるのか、さっぱり分から
いため、外に出ることもストレスになってました。
なんかアヒルかガチョウが、ガーガーがなり立ててる
ような気がしてしまっていました。
要するには、自分で自分に自信が持てないものだから
一人でビビッて、落ち込んで、挙句の果てには周りに
八つ当たりして状態だったのかも・・・と、今なら冷静に
反省できますが、当時は、とにかく八方塞りで、友達も
いないし、息抜きもできず、どんどん深みにはまって
しまっていました。
ただ、日本での人生最大のスランプともいえる、あの
落ち込みとは違い、原因が自分で、それもはっきりして
いたので、そこをクリアーできれば、絶対に自分で
立ち直ることができる、っていう自信はありました。
意思を伝えられない、ってことが、こんなにも人の
心を弱くしてしまうものなのか・・・って自分が体験
してみて、初めて分かったんですよね。。。
とにかく、スペイン語に慣れて、聞き取って話せる
ようになること、自分の意思を伝えることができる
ようになることが、最優先事項でした。
落ち込んでる暇なんかない！って、奮起してました。
