~前進~

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~Caminar Adelante~

モヤモヤした感じを抱えつつも、理由が分かっていて、
自分がしっかり勉強して、スペイン語でコミュニケーションを
とることができるようになれば、元気を取り戻せると分かって
いたので、とにかく、できることをやっていました。

例えば、近所のお肉屋さんの娘さんが、日本語に興味が
あるとかで、インテルカンビオという、直訳すると、言語交換と
いうものを始めました。

私が彼女に日本語を教えて、彼女は私のスペイン語の表現を
チェックして、直す、というやり方で、週に1回時間を決めて、
会うことにしました。

彼女と仲良くなりたい、もっと分かりやすく説明したい、という
気持ちが強かったので、モチベーションも上がって、スペイン語の
上達したような気がしました。

やっぱり、誰かと分かりあいたい、という欲求というのは、
とても強く、そして、そのために、努力ができるもんだなぁ~と
いうことを実感しました。

あとは、当時好きだった、吉本ばななさんの小説のスペイン語訳を
読んで、日本語と比較しながら、表現を確認したりする、というのも
自分でやっていて、効果があるな、と思いました。

日本のアニメがテレビでよくやっていて、特にドラえもんは、放映
時間に家にいたら、必ず見るようにしていました。
スペイン語を聞いて、日本語がイメージできて、内容が把握できる
かどうか考えながらみたら、スペイン語の聞き取りにはとても効果が
あるような気がしました。

子供向けアニメなので、ボキャブラリーも簡単なものが多いし、
口語でもあまり変な表現を使っていないので、とても役に立ったん
じゃないかと、思います。

そうやって、どうにかこうにか、自分なりに自習をしていましたが、
ある日突然、ふと、自分が考えて話したフレーズを相手がちゃんと
理解してくれて、会話が成立したりして、徐々に、あぁ、こうやって、
コミュニケーションができるんだぁ~という実感が湧いたんです。

そしたら、なんか、ふっと、肩の力が抜けて、以前がガーがーと
ガチョウかアヒルが鳴いているようにしか聞こえなくてイライラした
スペイン語が、言葉として、認識できるようになったような気がしました。

私自身で、一山越えたな、というのを実感した時でした。。。
遠くに明るい出口が見えたような気がしました。。。