～出産～（順番飛びすぎ～！）
（順番が思いっきり違いますが、どうしても
今日寝る前に書いておきたいので・・・）
１１年前の昨日、夕方お腹が痛くなり、しばらく
様子を見ていたけれど、ドンドン痛みが激しくなる
ので、タクシーで病院へ行きました。
そのときの夫のうろたえている姿・・・。
まるで自分のことのように・・・。
痛いのは私なのにね。
病院に着いたら、まだまだでたぶん明日の
朝でしょう、と言われて、まずは、下剤を飲まされて
腸にあるものを出しました。
そして、「部分麻酔をかける無痛分娩にしますか？」
と聞かれ、陣痛が始まった痛みだけでもしんどいのに、
出産のときはもっと痛くなるんじゃないかと想像すると
倒れそうになるので、無痛分娩にしてもらうことにしました。
とりあえず出産は朝、ということで、一晩点滴をして
鎮痛剤を入れ、ゆっくり眠りなさい、ということでした。。。
朝、つまり、１１年前の今日、６月２日、目が覚めて、
分娩室に移動し、局部麻酔をして、分娩台に・・・。
Empuja（押して）、Empuja(押して）の声にあわせて、
いきむんです。。。
痛みも何もないから、よく分からないけれど、とりあえず、
声にあわせて、呼吸を合わせて・・・って感じでした。
そしたら、ふっと、軽くなって・・・出たんです。
ぽこんと。。。
ほんと、ひょうたんから駒、って感じで、ぽこんと。。。
すぐに抱かせてくれて、小っちゃーい！って思いました。
その後しばらく抱いていて。。。
なんか、気がついたら、お母さんになってました。
って、そんな感じで、なかなか実感がわかなくて・・・。
分娩室から、隣の部屋に移動し、そこでも生まれた
ばかりの赤ちゃんを抱いてました。
この小さな赤ちゃんが、１０ヶ月私のお腹の中にいて
今ちょっと前に出てきたなんて、信じられないけど、
現実に胸にだいているんだから、そうなんだろうな・・・
って納得してました。。。
というかそう思わざるを得ない状況・・・。
覚悟せよ・・・って？！
私の人生設計の中に、「子供」っていうのは全然なくて、
夫に出会わなければ、絶対に自分が子供を生むなんて
選択をしたとは、今でも思えません。。。
離婚したFくんとの子供なんて、真っ平って感じだったし・・・。
私自身が子供の頃から、好きな人と一緒にいる＝結婚と
いうイメージはあっても、私が子供を育てるというイメージを
持ったことがないんですよね。。。
本当に不思議なことに。。。
それなのに、勢いあまって、気がつけば出産していた、
って感じです。。。
部屋に戻って、看護婦さんが、おっぱいに赤ちゃんの口を
近づけてみて・・・と言うのでやってみたら、チューチューと
吸い出すじゃないですか。。。
びっくりしました。本当に。。。
何も教えなくても、おっぱいが近づくと自動的に食らいついて
チューチューチュパチュパするなんて・・・。
その瞬間、私は母親の自覚が生まれました。
これがどうやらスイッチのようですね、母性の。。。
